バスルームから洗面スペース、トイレにかけての部分リフォームです。老朽化による隙間風が気になりだしたことが計画の発端で、せっかくならヘッドシャワー付きのホテルのようなバスルームに一新したいとご依頼いただきました。

隙間風自体はパッキンの劣化が原因でしたのでサッシを交換すれば解決するのですが、希望されていたのはホテルライクなゴージャスバスルーム。具体的には、ヘッドシャワー付きでタイル張り、洗面スペースとはガラスで仕切られているバスルームを理想とされていました。

ご要望を受け、ご提案させていただいたのがこちら、浴槽と洗面化粧台、トレイの配置を大胆に入れ替えたプランです。大きなペアガラスをバスルームの壁に設置し、竹林を望みながらバスタイムが楽しめるよう計画。もともとバスルームがあった三角形のスペースに洗面スペースとトイレを移動し、長辺の壁を使ってダブルシンクの洗面化粧台を造作しました。ご希望どおり、バスルームにはヘッドシャワーを設置。床と壁をタイルで仕上げ、天井にウッドパネルをあしらって落ち着いた雰囲気を演出。

バスルームと洗面スペースの仕切りは当初、透明のガラスを希望されていましたが、将来のことを考慮して擦りガラスをご提案させていただいています。

他にも、洗面化粧台の鏡ボックスの開閉がスムーズにできるよう金物の選定を慎重に行うなど、快適に使っていただけるよう細部にまでこだわりました。「ダブルシンクがとても便利。朝の支度時に取り合うことがなくて、高校生になった娘も喜んでいます」。お引き渡し後にはそんな言葉もいただいています。