リノベーションは遊お客様の声CASE03 H様 page.3
ご主人様:
同じように、和室の床の間にも「空間のストーリー」をつくっています。床の間と隣の廊下の仕切りを壁ではなくガラスにして、ガラス越しに見える床材を同じにすることで空間につながりを持たせました。床材は、深みのある凹凸の「なぐり」加工を施した無垢フローリング。スプーンで削り取ったような丸みのある模様は、流れるようなリズム感を演出してくれています。


奥様:
もともと床の間をつくるのは私の希望でした。母親が花を生けるのが好きで、幼いころから身近に花がある暮らしをしていました。そのためか、私も大人になってお花を習うようになりました。そして今、改めて思うのは、家の中で季節感を感じられるのって素敵だなということ。日常にさりげなく花がある。それだけですごく心が豊かになります。それは主人も感じていて・・・。だから絶対、季節の花を飾れる床の間をつくりたかったんです。その希望がかなった訳ですが、床の間と廊下の仕切りをガラスにしたことで、和室からだけでなく廊下からも生花を見ることができるようになって。普通なら「和室」「廊下」と分かれている空間をつなげて、大好きな生花と共に部屋全体にストーリーがつくられていくことに、とても満足しています。


ご主人様:
和室で語れることは他にもたくさんあります。たとえば、リビングと和室の間の段差。人をたくさん招いたとき、気軽に腰掛けるスペースになります。段差を設けることで、空いたスペースに間接照明を入れたり、空間に立体感を出すこともできました。

たとえば、床の間の壁面。セメントの質感を活かした建築素材を使用しています。もともと外壁用に作られた建材のようですが、一枚として同じものがない無垢の素材であることが支持されてSNSを中心に人気が出てきているのだとか。生花との相性もとても良いです。

あと、障子!格子は自分でデザインしました。簡単にスケッチしたものをプランナーさんに渡したのですが、それをうまく加工してくれました。よく見てください。この障子、左右の2枚が違う模様になっているんです(縦軸の配列が、右は両端が2本、左は1本)。もともと僕がデザインしたのは1種類だったのですが、閉めたときに模様が連続して見えるように格子の並びを変えてくれたのです。これも空間のストーリーですね。

暮らしのリノベーションは、これからです。

ご主人様:
リノベーション工事は終わりましたが、暮らしのリノベーションはこれからだと思っています。暮らしをよりよくしていくために、インテリアや家電など、部屋に置くものはひとつずつこだわって選んでいきたい。単体で見たときいいなと思っても、思いとどまります。この空間のこの場所においたときどう見えるのか?を考えて選択します。そして、本当にいいと思えるものだけを揃えていく。余計なものは置かない。そうやってひとつ、またひとつ、自分たちの理想がカタチになっていくことに充実感を感じています。ちなみに今、和室に何も置いていないので、小さなテーブルを置きたいと考えているのですが、実家にある屋久杉のちゃぶ台を狙っています。親には、ダメだと言われていますが、いつか説得しようと思っています(笑)。

あとは、バルコニー。ガーデニングや家庭菜園もしてみたい。今回の工事でバルコニーは何もしなかったのですが、次に手を入れていきたいのはバルコニーです。リビングと同じようなフローリング材を使って、バルコニーデッキをつくりたい。室内と屋外に同じテイストの床材を使うことで空間につながりができて、また今とは違う空間を楽しめる。そうなったとき、この掃き出し窓のサッシが気になる。実は、多くのマンションでは窓の交換は管理規約で禁止されていますが、このマンションでは可能らしいのです。なので、ちょっと大掛かりになるけれど、窓の交換も考えています。今の3面窓を、オーダーで2面にしてもいいかも・・・とも考えています。そんなふうに、次から次とアイディアが出てきて止まりません。次はどうしようか?毎日、ワクワクしながらこれからの暮らしを考えていきたいと思っています。

<PHOTO LIBRARY>

写真(左)/家電や食器、インテリアにもこだわった空間でお茶をする至福のとき。
写真(中央)/通常は水平に配置する玄関框(かまち)を斜めにすることで、視覚効果として奥行きが出ました。奥の飾り棚には、奥様の生け花を。
写真(右)/トイレの手洗いボウルと竹集成材の曲げ特性を活かしたウォールミラー。トイレにも「和モダン」を取り入れています。