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STYLE BOOK誕生秘話

ReSOUL SCENE CREATION
ReSOUL SCENE CREATION

2003年が明けた頃、村上は木原に出会う。木原はいつものように初対面で核心をつく話をした。 「あなたがやってこられたリフォームは、もうリフォームと呼ぶにふさわしくない。間取りを変化 させるのみのリフォームから、その時空間にいる人の魂までも再生するリフォームの次元にまで 高めてはどうか」と。村上はこの言葉に感動した。村上と木原はリソール業の実現に向けて、 プロジェクトを組むことになる。木原は村上に提言した。「作品集を組み込んだリソールブックを 作りましょう」リソールとは何なのかを人々にメッセージする美しいビジュアルブックを作り、 その本そのものが国際的に評価されるものにしようという木原の発想だった。それには相当の 予算がかかる。村上は決断した。リソールブックのストーリーを木原は即、作成した。

木原はニューヨークのリソールシーンとバリ島のリソールシーンの二つをテーマにリソールとは 何かを語りたいと考えた。木原は八日間のニューヨークのロケーションハンティングを終えて、 再び今度は村上と撮影チームとともにニューヨークに飛んだ。順調に撮影を終えて帰国。 そして、三日間の日本滞在の後、バリ島に飛んだ。アマンリゾートカンパニーの本部に特別の コネクションがある木原は、世界で初めてプライベートカンパニーのメッセージブックにアマンリ ゾートホテルの写真を掲載する許可を得た。村上はアマンのリソール性に感動した。 また、木原はバリ島の王であるアグン家の人々と親密な交流をしていた。アグン家の本家での 撮影ができたのも世界で初めてだった。
約一年をかけて170ページに及ぶハードカバーのリソールブックが完成する。木原は「遊」の20 年間に渡るノウハウは、建築関連業界の投資対象になると考えた。大手ゼネコンから「遊」との コラボレーションによる事業化の提案があった。東京都目黒区の代官山を拠点にした東京圏のリソール事業が始まった。 2004年5月13日、出版を記念してのプレゼンテーションイベントが大阪市中央区の綿業会館で開かれた。200名に上がる来場者を 前に、村上はリソール宣言をした。木原はリソールの学術的意味を説いた。
世界でただ一つの業態である、リソール業態を日本で育てるために村上と木原はエネルギーを注ぎ続けるつもりだ。

「それは午前五時にやってくる」 木原卓也著より

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